OC 食品工場














CONCEPT
大阪湾と住宅地に挟まれた敷地に建つ工場として、海からの塩害と海風への対処をしつつ、住宅地に面するにふさわしい工場建築のあり方を検討。住宅地から建物をできるだけ離し、空地に植栽を設けること、工場建築にありがちなマッスな形態による威圧感を低減するため建物高さをおさえ、深い庇により陰影のあるファサードとして住宅地に向かう。大きな特徴である深い庇と、庇と一体となる袖壁は、搬入搬出口の雨と風よけの機能をもたせ、意匠的にも機能的にも工場内外のバッファーとなっている。1階製造室、2階オフィス、食堂、見学通路は大きな開口から光を取り込み、明るい自然光あふれる工場としてランニングコスト低減を図っている。
DATA
- 構造/規模
- : 鉄骨造 、地上2階
- 用途
- : 工場
- 延べ面積
- : 992m2